Voice Twin Master-1000
VOICE Twin Master-1000(画像上)
出力:50W
使用真空管:6CA7(EL34) X 2, 6AQ8 X 2, 12AX7 X 1, 6AV6 X 3
スピーカー:30cm X 2
Ch.1 INPUT X 2, Ch.2 INPUT X 2, Ch.1 Echo Vil., Treble, Bass, Vol., Ch.2 Treble, Bass, Vol., Tremolo(Speed, Strength), Power SW
VOICEは東京の岩瀬電子株式会社が製造していたアンプです。
このモデルは最上級機種のコンボモデルです。
2台のこのモデルを所有していますが、興味深いのは余り生産台数も多くないのにも拘らず、この2台で仕様が異なります。
上段の白ノブの方が古いと思われ、真空管(プリ管)の本数が、1本多くなっています。
白ノブの方は6AV6が3本使用され、6AQ8は2本ですが、黒ノブの方は6AV6は1本のみ(Tremoloに使用)、6AQ8が3本有ります。
白ノブの方の6AV6の2本を6AQ8で1本にまとめコストダウンを図ったと見られます。
この白ノブの方は大改造をして有ります。
回路はオリジナルですが、コンデンサーと一部の抵抗は交換、OPトランスもスピーカーもリバーブユニットも交換しています。
OPトランスはニアショートしておりパワーが全然出ませんでしたので、CeriaTone Overtone Specialの50W用トランスに交換し、スピーカーアウトも4,8,16Ωのセレクトが出来るようにSWも増設しました。
スピーカーは純正品はコアキシャル・タイプの物が付いていましたが、センターずれしており、まともに使えなかったので、Jensen C12Qに交換しました。その結果は素晴らしくVintage Black FaceのFenderにも負けない素晴らしいクリーンサウンドと深く綺麗なサスティーンのリバーブサウンドを得ています。マイ・フェイバリット・アンプです。
VOICE Twin Master-1000(画像下)
出力:45W 使用真空管:6CA7(EL34) X 2, 6AQ8 X 3, 12AX7 X 1, 6AV6 X 1
スピーカー:30cm X 2
Ch.1 INPUT X 2, Ch.2 INPUT X 2, Ch.1 Echo Vil., Treble, Bass, Vol., Ch.2 Treble, Bass, Vol., Tremolo(Speed, Strength), Power SW
こちらの黒ノブのほうもコンデンサー、抵抗などの劣化パーツの交換とリバーブ・ユニット、スピーカー(CORAL品番不明)を交換しています。
このアンプはトランスは交換していないので、出力はメーカー仕様の45Wです。
ただし、CORALのスピーカーの効率がJensenより良いので、出音は大きい位です。音質は白ノブに少し譲ります。
真空管の仕様の違い、OPトランスの差が大きいと思います。
いずれもリバーブ・ユニットを交換しているのは、純正の国産のユニットはとても良いとは云えない代物ですので、Accutronics BELTONの3本ロングスプリングのタイプに交換しています。
これでFenderに負けないリバーブサウンドに為ります。
* 番外編 画像左 VOICE Fronter #1000
小さなスナックのパープルシャドウズでお馴染みのVOICE Fronter #1000です。当時のエレキとしては非常に良く出来ており、スリムなVネックは日本人の小さな手にも弾きやすい良いギターだったのでしょう。
ピックアップも独特のサウンドで、当時としてはかなりレベルの高い物だったと思われます。
お馴染みのGやTよりは出来が良いです。
ソロ・リズム切換SWとVol. ToneがフロントPUの上部に付いていますが、この個体の物は通常のFenderと同じタイプではなく、プラスティックのノブが露出している少し変わったタイプです。
ボディがホワイトで有ればドンズバですが。
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