Echo Amp, Custom Amp60
EchoはElkの前身で企業自体はミユキ産業です。後の株式会社エルクです。
当時の国産としてはVoiceと並び非常にプロユース的なイメージのメーカーでした。
Echo Amp
出力20W 使用真空管:12AX7 X 3, 12AT7 X 1, 6BQ5(EL84) X 2, 5RK16 X 1
INPUT X 2, Reverb, Vol., Bass, Treble, Vibrate(Speed, Intensity), Power SW
パワーは6BQT(EL84) X 2なので余り有りませんが、なかなか味わい深い良いサウンドのアンプです。
クリーンも透明感の有る綺麗なサウンドです。
Vol.2時位から歪み始め、綺麗にオーバードライブします。
近年のアンプのようにゲインが高くないので、このアンプの歪みだけでは現在の音楽には不足ですが、懐かしいオーバードライブサウンドが楽しめます。

Echo Custom Amp60
出力60W 使用真空管:12AX7 X 4, 6AQ8 X 1, 6CA7(EL34) X 2, 5AR4 X 1
Reverb Vibrate ch.:
INPUT X 2, Reverb, Vol., Bass, Treble, Vibrate(Speed, Intensity)
Normal ch.:
INPUT X 2, Vol., Bass, Treble
Back: Power SW, Stand By SW, Speaker(Main Extra) Foot SW(Reverb, Vib)
スピーカー:30cm X 3
Echoブランドのフラッグシップモデルです。
やはり良く出来ています。御多分に漏れず、オイルコンは全滅でしたが、修理後は良い音で鳴っています。
Echoブランドの時はTremoloではなくVibrateという表記になっています。
また他社ではDepthとしている部分もIntensityという表記です。
ElkになるとIntensityは変わりませんが、VibrateはTremoloに表記が変わります。
このEcho, Elkのアンプヘッドは優秀で、良いスピーカーボックスに繋げると純正では較べられないほどサウンドが良くなります。
当時の国産スピーカーは余り良い物が無かったのとスピーカーボックスも奥行きの少ない薄い物が多く、また余りスピーカー部の研究が今一しっかりされていたのか疑問です。
アンプ内部の画像をご覧下さい。コンデンサーはスプラグ・オレンジドロップとマロリー150Sに交換。リバーブもBELTONの3本スプリングのロングタンクに交換しました。リバーブの効き方が大きく向上しました。Fenderっぽく掛かるようになりました。リバーブの減衰も非常に綺麗になりました。
クリックで画像を表示 クリックで画像を表示 クリックで画像を表示
クリックで画像を表示 クリックで画像を表示